馬喰町の焼肉店は駅の近くを中心に数十件が存在しており、それぞれの個性を発揮して営業をしています。昭和の時代からあるような老舗の店から、大手チェーン店、高級志向の店・・・・・・と、店の傾向はさまざまです。店の傾向が多岐にわたっているという点では、利用する私たちにとってはメリットしかなく、その時の気分やどのような食事会なのか、どのような相手と食事をするのかによって変えられます。あらゆるシチュエーションで利用できるため、現代は焼肉店を利用する頻度は自然と増加傾向にありますし、気が付いたら増えているような流れとなっています。馬喰町の焼肉店の軒数ももちろん増加していますが、東京、地方いずれの場所でも店そのものの軒数は増加しているようです。
昭和の時代の焼肉店の多くはいわゆる大衆店がメインであり、大手チェーン店も現代程は多くありませんでした。個人店や精肉を取り扱う会社が運営している店などが多かったため、おいしい肉が食べられる店ではありますが、食事をすることを目的としており、大事な局面で食事をする場としたり、ビジネスで利用したりする場ではなかったように思われます。それでも馬喰町のような東京の中心となる場所では、いわゆる高級店も存在していたと思われますが、軒数としてもそこまで多くなかったはずです。
あらゆるシチュエーションで利用できるような店が増えると、食事の内容だけではなく、見た目や雰囲気といったことにもこだわる店が増えてきました。このことからも分かるように、焼肉店そのものの立ち位置はかなり変わってきており、昭和の時代であればビジネスの場として利用されることはなかった店が、ごく一般的に接待やおもてなしで選ばれるようになってきたといえます。正式な場でも馬喰町の焼肉店は相応しい店が多いといえるでしょう。また、食事のあとのお酒となると店を出て、他の飲み屋やバーといった場所に移動していたものですが、現在ではその点でも変化が見られます。馬喰町の焼肉店だけで食事も飲みも終わらせることが可能であり、わざわざ二次会と呼ばれるような店を探すこともなくなったのです。
幹事やもてなす側としては一箇所ですべてを終わらせるので、予約も取りやすくなりました。これまでよくあったのが、一次会の場所は決まったけど、二次会の場所が決まらないというような話です。人数や時間の問題があるので、空いていても店そのものを予約できなかったり、最終的に場所が決まらかったりなどの問題もありました。二次会の場所を決めているのが当然だと考える層もいるので、幹事としても荷が重かったと思われます。この件を解決してくれるのが、食事も飲みも楽しめる馬喰町の焼肉店です。長時間の滞在となるので、できれば他のお客様とは離れた席や個室の方がふさわしいでしょう。飲みの場にもなるには、お酒の種類も豊富であり、おつまみのようなメニューも充実させていなければなりません。
さらに、最近は飲まない方も増えているので、デザート系を充実させているような店だと喜ばれます。今、馬喰町の焼肉店はかつての焼肉だけを振舞っていればお店として成り立つような状況ではなくなってきています。古くからの老舗や個人店では食事をするだけという店も残っていますが、移り変わっていく現状を考えるとあらゆるシチュエーションで利用できるかどうかが求められます。店側としては高いレベルを求められているため常に努力をし続けなければならないのですが、生き残っていくためにはそのエリアで最高峰とならなければならないでしょう。オーナーひとりの努力だけでは成し遂げられないと思われるので、飲食のプロに意見を仰ぐことも必要です。